竹坐会

茶杓

茶人の刀を打つ。

削るのは、
茶の湯への
想いかもしれない。

武人さえも無腰のままで身を置く茶室。
そこに茶人は茶杓という刀をもって臨む。
一期一会という場ゆえに
刻にそれで切り結ぶこともある。
刻に融和を図ることもある。
たった一勺茶を掬うためだけに全神経を注ぎ込み、
それを可能にする道具。
無駄な余白をそぎ落とし、
研ぎ澄まされた茶杓だけになせる技。
それが茶杓である。
削る人の心の裡が顕れる。
ゆえに茶杓は茶人そのものとも謂われる。
そんな茶杓を削ってみたくないだろうか?