茶杓は、
茶人の刀

である。

A teascoop is a sword of a tea person
 


茶杓を識ることは、
茶人を知ることである。


ある伝書に、つぎのような一説がある。
「利休の茶杓に対するときは、利休に接するようにせよ」と。
意味はご明察の通り、茶杓は利休である、ということだ。
利休が削った茶杓は、利休の茶の湯感、哲学、生き方・・・など、
すべての要素が含まれ、その姿となっている。
それだけ茶杓は格の高い道具と云うことになる。
またある人は、道具組をするときに、真の茶人は茶杓から選ぶという。
これも前述と同じ要素を含んでいるだろう。
茶杓─。シンプルさ故に、理解の届かない道具。
素朴さ故に茶の心を表現し、茶席を豊かに表現してくれ道具。
もっと茶杓のことを識ってもらいたいと想う。
  • 竹茶杓には、もののあわれが宿る。

仕覆と茶杓

茶人がみずから削るゆえに
魂がみえる。

その昔、茶杓は薬匙といって、象牙や鼈甲、水牛等の角であった。
伝来当初はわが国でも象牙が使われ、やがて竹へと変化していく。
彼の国が自然と対峙する文化であったのに比べ、
わが国は自然と共生する文化であった。
その価値観が樹木や竹で道具をつくることとなった。
「もののあわれ」は、やがて「侘び寂び」へと、
そして虚ろから遷り、写し、現へと変化していく。
茶の湯は、一期一会という現から分かれ虚ろへと帰って行く。
道具である茶杓も自然素材を使うことで
いずれ自然という虚ろへと戻っていくのである。
そこに茶杓の面白さがある。

茶杓連塾
茶杓をつくる講習開催!

2018年11月25日(日)

毎月第四日曜日、恒例の茶杓連塾です。
初心者大歓迎の塾。
一筋縄では行かない茶杓の基本をしっかり学びます。
 

 茶杓教室詳細

八種茶杓

無節・元節・留節一重・留節二重・中節潤・中節逆・上がり節・下がり節